敢えてやらないことまたは輪に入らないことが、正解の選択肢の場合もあるし、自分や周りの依存度を下げる役目がある。「この人は、いつでも話せるわけじゃないんだ。このグループにいるから、このグループを支える気持ちがあるから、私達とできる限り話そうと、機会を作ってくれていただけなんだ」と思われるだろう。
小心者は、グループの中に常に入らないと、自分の価値が下がると、考えてしまうのだ。
だが、いつでも会える人は、だんだんと、そのグループの中で、価値が下がるのだ。確かに、リーダーとしては、いつもいるのを求められがちだが、一つのグループに付きっきりだと、他のグループが疎かになるのだ。勿論、放置しすぎて、影響度が、他のリーダーに抜かれるのは、それはそれとして、良くない場合もあるが、そのグループを離れて、清算する事は常に考えよう。
また、自分の陰口が怖いとか、流言が怖いとか、そんな理由で、入ろうとする人もいるかもしれない。正確に、「この人は、自分側に付くよな。あの人は、あの人側に付くよな。」を読める人じゃないと、政治力学を実行できないだろう。
結託度がどこまであるか、正確に読み切るのだ。だが、人間、実はそこまで結託できるものではないのだ。グループ内の結託度合いを、どこまで正確に読み切れるかだ。
小心者は、役職に媚びへつらうのだ。役職をまず手に入れようと考える。そして、役職を盾に振りかざそうとする。できる人は、周りから「この役職なったら?」と言われても、ずっと断るのだ。そして、本当に必要度が高まった時に、交渉事をするのだ。