自分に無関係だと思い、広島平和記念式典を見ないのは、その場限りの当事者的な使命発揮率を下げたくない場合もあるかもしれないが、30年単位で非当事者的な使命発揮率を見た場合は、ある時から、ただの教養がない脇が甘い共感力に乏しい人材になってしまうかもしれない。
使命発揮率には、当事者の使命発揮率と非当事者の使命発揮率の2つの側面があるのだ。当事者的な使命発揮率を好み過ぎて、非当事者的な使命発揮率をおざなりにし過ぎて、教養と他人の当事者への共感力が欠けている人材がいる。また、加えて言うと、非当事者的な使命発揮率を好み過ぎると、資本主義社会では、うまく乗り切れない場合が少なくないかもしれない。共感だけしてればいいわけではないからだ。両方上げるように采配していくことが、最大使命発揮率に影響する。