政治がうまく進んでいないと感じる人は多い。日本人の中で、諦めの心がある。同じ議員内閣制のイギリス人は、諦めの心があるのだろうか。
なぜ日本の政治が国民の方を向いていないか、戦後、対米従属国家であるというのが、大きな理由の1つである。
歴史の産物であり、硬直化してしまった。
田中角栄も、アメリカ様の逆鱗を触れ、飛ばされた。
まずは、国民がこの事実を直視することである。個人的には、次世代の子供達のために、せめて戦後100年の前に、独立国家になるべきであると思う。
アメリカからの年次改革書やアーミテージレポートを、着々とする政治家が、権力機構で評価される。
組織には、既にある権力の仕組みを、うまく使った人が登る。
時間が経つと、硬直化が起こる。
上に立っている人達が居座る限り、その思想で動いてく。
国会ぐらいの人数だと顕著だ。
既存の権力構造や思想に異を唱えると、権力を持てない。
権力がないから、政治を変えられない。
権力を持とうとすると、既存の権力思想にやられて、しまいには権化となる。
このジレンマがある。
ほとんどの政治家は、とてつもない権力志向の塊である。国会は、権力志向軍団。
だから、上に行ける可能性を敢えて潰して、危険を犯したくない。
従属国家論 (PHP)