上司に「思考が先走っている」と言われたことがある。 当時を思い返せば、非常に的確な表現をしてくれた。が、その当時は、なぜこの早いビジネスシーンで、と思ったものである。が、日本社会では、ほとんど先走りが許されるのは、特権階級のみである。特権階級は、その会社の社長だったり、大株主だったり、抜擢された人である。社長は、会社の方向を決める権限が法律上決まっている。面舵を、右いくか、左いくか、決める。沈む船か、浮く船か。
私は、一般社員であるにも関わらず、前に前に進もうとした。自分が半年前に進言したことが、後々導入するケースがあったが、そんなもんである。当時は、「ほらね」と思ったが、それは自分の認識の偏りである。やはり、集団に合わせるのが、通常だろう。確かに自分が進言したことが受け入れられると、人は嬉しい。が、受け入れられなくても、何か自分が知らない世界があったんだと、思えばいい、それぐらい謙虚でいることが大切だ。というより、霊界の法則上でも、許されないからである。
やはり、許されるべきところと、許されないところがある。ガンガンやるのは、政治手腕に卓越した実力がないと、そうはいかない。状況は、個人個人で違うからである。基本的に会社でしか許されないが、会社でも許されない。周りの認識が追い付いてないと、自分の経験が追い付いてないと、うまくいかない。人の4倍努力すれば、大体の人は認めてくれる。が、したくないのが人間の性である。
行動できないのは、思考の偏りが「頭でっかち」なあなたを作り上げているから。 | ハートハンドセラピー