映画 感想 パリ20区

いい意味でカルチャーショック。


パリ(多国籍、公立中)の授業を何となくイメージはしてたけど、映像で見るとよくわかる。実際に体験したり、見学すればよくわかるのだろうけど、それはまあ現実的ではない。
日本とフランスの違いがよくわかる。フランスは、対話式。日本は、講義式。
日本人の公立の先生が、例えフランス語ができたとしても、溶け込むには時間がかかるだろう。逆もまたしかり。優秀な先生は、生徒のちょっとした動作を授業に盛り込める、これは日本でも一緒。文化や思想や、環境が違う人相手に、教育するにはすごく難しいと改めて思い知らされた。しかし、教育の深い所の認識は、変わらないだろう。「いかに生徒の関心を集めて、授業内容とリンクさせるか」「1年間で、個人の何かしらの変化をいかに引き出すか」等。
教える内容や対象が違うので、ハーバード大のマイケル・サンデル氏とはまた別次元だろう。 中学講師と大学講師どちらが様々なレベルが高いかは、何とも言えない。結論は、個人に資するものが多いだろう。トップレベルの中学講師は、普通レベルの大学講師より、上だと個人的には思うが、あまり深い問いにはならないと考える。まあ、その人にとって、中学講師と大学講師は、どちらが得意か、好きかはあるだろう。個人的には、議論の深まりを考えると、大学講師に魅力を感じるが、サンデル氏は、殆どの生徒の意見に関しては、既に研究していて、授業に取り組む。ただ、サンデル氏の研究論文にも穴はあるだろう。政治信条は、個人に資する。意見を言うと、ある政治信条にカテゴライズされる。
ただ、美しいのだろう。誰もサンデル氏ほど、分類して研究してきたわけではないと思うので、畏怖の気持ちがあるのだろう。全貌を知りたい、知った上で判断したい。ただ、現実そんな時間も頭もない。また政治信条は、その人の個人の哲学史によって変わる。
研究が深いから、知識が博識だから、正解というものではない。
それほどまでに政治思想や社会の仕組み論は、何とも言えないものがある。
結局は、自分達で選ぶしかないのだろう。

脱線したが。


□日仏の単純な比較を列挙しよう。
①授業スタイル
フランスは、対話式。日本は、講義式
②教材選定・カリキュラム
フランスは、教師が教科書を選べる。融通が効くカリキュラムを組める。日本の公立は、文科省が決めてる。カリキュラムは、縛られがち。
③テスト
テストの頻度や趣旨は、わからなかった。
④成績会議
フランスは、生徒代表も入る。これは驚いた。日本は、教師達で決める。
⑤教師間の位
フランスは、そこまで気にしない。日本は、年齢を気にする。ように個人的に見える。
懲罰委員会
フランスは、保護者も入る。これも驚いた。日本は、保護者は入らない。
⑦退学に関して
フランスは、退学も辞さない意識が強い。日本は、退学には慎重。
⑧生徒の意見
フランスは、みんなの前で、自分の意見をいう子が多い。日本は、なかなか意見を言わない。ただ、中学生では、どちら国の子も言うのを恥ずかしいというのは、あるのだろう。ただ、大学生の時には、どちらが公の場で意見を言うのが得意かは一目瞭然。政治に対する関心の1つかもしれない。
⑨民族の多様性
フランスは、多様性あるだろう。日本は、島国で単一民族
⑩政治に関する関心
フランスは、一般的に高い。日本は、一般的に低いと言われる。やはり多民族国家だと、「下手したら、ある1つの人種が勢力を伸ばすかもしれない。他国が攻めるかもしれない」というイメージが根底にあるのではないか。

□個人的に違いを聞いたことあること
①教師の格
フランスは、教師のステータスが高い。日本の教師は、昔は高かったが、今ではだいぶ落ちた。基本的には、他の職業も同じく落ちている部分はあるだろう。

□日本とフランスの生徒で同じようなこと
①勉強
退屈と感じる。

□日本とフランスで論ずることが難しいこと
①教師の苦悩
これは恐らく論ずるのは難しい。
②教師の努力

フランスの対話スタイルを日本に導入すればいいという単純なものではなさそうである。

今日は、これまでにしよう。